見えているのに、判断できない

一貫性錯覚

一貫性錯覚

対象となる状況
相手の話や状況に一部一致している点があることで、全体としても問題ないと判断してしまっている状態。
何が起きているのか
一部の情報が自然につながって見えるため、未確認の部分まで正しいものとして扱ってしまっています。 その結果、本来は分けて確認すべき事実と推測が、ひとつの整った話として受け取られてしまいます。
よくある誤解
・ここまで話が合っているなら他も本当だ ・細部が自然だから全体も正しい ・大きな矛盾がないなら確認は不要だ

一貫して見えることと、事実として確認できていることは同じではありません。
確認すべきポイント
一貫性錯覚を避けるには、「つながって見える話」と「個別に確認できる事実」を切り分ける必要があります。
・一致している部分だけを根拠に全体を判断していないか ・未確認の部分を自然に補っていないか ・矛盾がないことを真実の証拠だと考えていないか ・確認済みの事実がどこまでか明確になっているか
構造的なリスクについては、 リスク構造の全体像 もあわせて確認しておく必要があります。
なぜ見誤るのか
人は、情報がきれいにつながると安心しやすくなります。 そのため、一部の整合性が取れているだけで全体も成立しているように感じ、未確認の部分への注意が弱くなります。
整理し直す視点
必要なのは、話の自然さを評価することではなく、構成要素ごとに事実確認の有無を見直すことです。 全体がきれいに見えるほど、どこが確認済みでどこが未確認かを分けて整理することが重要になります。
関連する視点
一貫して見える情報に引っぱられると、確認できていない部分とのズレを見落としやすくなります。

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